2022年8月1日に千葉大学は会見を行い、コロナウイルスの重症化する特徴としてタンパク質のミルナイン（Myl9）の濃度が高い傾向にあると発表しました。
今回は、ミルナイン（Myl9）が多い人の特徴やミルナインを減らす方法、ミルナインでコロナが重症化する原因などについてまとめてみました。
筆者である僕の考察や妄想なども入っていますが、参考程度にご覧ください。
早速行きましょう！
ミルナイン（Myl9）が多い人の特徴とは？
- ミルナインは血液中のタンパク質なので、タンパク質を普段から多く摂取している人
コロナ重症化の可能性が高くなるミルナイン（Myl9)が多い人の特徴として考えられるのが、普段からタンパク質を多く摂取している人が当てはまるのではないかと思われます。
こういう風に言うと、タンパク質を摂取するのが怖くなってしまい食事制限をされる方もいらっしゃるかもしれませんが、血液中のタンパク質不足は健康に非常に良くないので、タンパク質を制限することはやめましょう。
自己判断でタンパク質を制限するのではなく、今後ミルナインの抗体を含む治療薬などが開発される可能性があるかもしれないので、それらの薬を摂取するなどして対応しましょう。
参考程度に1日あたりの成人のタンパク質の推奨量を載せておきます。
- 男性：65g
- 女性：50g
＊上記の推奨量はあくまで最低ラインなので、激しい運動をされる方などは、推奨量以上に摂取が必要な場合もあります。
ミルナイン（Myl9）を減らす方法はあるの？
結論から言うと、今のところミルナイン（Myl9)を減らす方法は分かっていません。
今現在分かっているのは、ミルナイン（Myl9)と呼ばれるタンパク質の血中濃度が高い人の方が新型コロナウイルス感染者の中で重症者が多いということだけです。
しかし今後、ミルナイン（Myl9)の抗体を含む治療薬が開発される可能性もあるので、今回の研究結果はコロナウイルスに打ち勝つ為の大きな前進になったのではないでしょうか。
千葉大大学院医学研究院の平原潔教授（免疫発生学）は「ミルナインの濃度を測るキットが完成すれば、入院を優先させるべき患者がハッキリするので判断の助けになる」とも話しています。
ミルナイン（Myl9)でコロナが重症化する原因とは？
- ミルナインは肺などの炎症を悪化させる作用がある
- コロナ重症化患者は血中にミルナインが最大5倍多かった
まずミルナイン（Myl9)は肺などの炎症を悪化させる作用があり、ミルナインの数値が高い患者ほど入院する日数も長い傾向にあったそうです。
コロナで亡くなった方の死体の検体検査を行ったところ、コロナウイルスが口や鼻から肺に侵入すると、血管を傷つけて炎症を起こし、血栓内にミルナイン（Myl9)が多量に沈着していたそうです。
そして、千葉大学病院などの研究グループは2020年7月から2021年5月にかけて新型コロナウイルスで入院した患者130人の患者を対象に血液の分析を行ったところ、コロナで重症化した患者は軽症の患者に比べて、血中にミルナイン（Myl9)が最大で5倍程度多かったことが分かりました。
因みに死亡者の血中のミルナイン（Myl9)は最大で10倍ほどに増えていたそうです。
これらのことから、ミルナイン（Myl9)の血中濃度が高い人の方がコロナウイルスが重症化する可能性が高いことが分かりますね。
ミルナイン（Myl9)についての世間の反応は？
コロナウイルスの重症化とミルナイン（Myl9)の関係を知ったSNSでの反応を見てみましょう。
千葉大学 コロナ重症化のメカニズムを世界で初めて解明 血中のミルナイン濃度が高い これをぜひ治療に繋げていただきたい
ミルナイン Myl 9 Myosin light chain 9 ミオシン軽鎖9 という成分らしい。病原体やアレルゲンと戦うための足場みたいな成分のタンパク質らしいです。これ自体が悪いってわけじゃないんですね。
ミルナインって喘息とかもでも悪さするたんぱく質だよね？ 喘息の薬飲めば緩和すんのかな？
ミルナイン自体の研究は2016年以前からやってたらしいのでほんとに研究者さんたちの努力の結晶ですよね！
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